この記事は2024年9月27日に無料メールマガジンで配信された記事です。
こんにちは。
株好きFPのかたやま りえです。
自民党総裁選挙では、
石破氏と高市氏が
決選投票で、石破氏が当選しました。
今日は、総理大臣の決定が
日本株にどのような影響があるかについて、
今日はお話しします。
一般的には、金融緩和や財政出動を
積極的に行う総理大臣の方が
株価にはプラスの影響となることが多いです。
故安倍元総理が典型的です。
安倍元総理は、2013年に日銀との共同声明で
物価安定目標2%を初めて導入しました。
また、2012年には「3本の矢」
と呼ばれる
金融政策、
財政政策、
民間投資を喚起する成長戦略、
いわゆるアベノミクスを打ち出し、
株価は約3倍になりました。
円安進行、輸出と設備投資の増加、
雇用の改善なども進みました。
当初の目標である600兆円の経済規模達成や
2%のインフレ実現には至りませんでしたが
一定の成果はあげ、株価には好影響でした。
さらに、安倍元総理は、
当時米国の大統領だった
トランプ元大統領とも友好的な関係を
築いていましたので、
アメリカと友好関係を築いていたこと、
長期政権で政治が安定しているたことも、
株価には好影響となっていました。
今回の立候補者を見ると、
石破氏は、金融政策の正常化を
主張しているため、
円高傾向になる可能性があり、
輸出企業には逆風となりそうです。
高市氏は金融緩和政策の継続を
主張していますので、
日銀が追加利上げに
動きにくくなる可能性があり、
円安傾向になりそうです。
もしかしたら月曜日の株価は
下がる可能性も考えられます。
選挙の結果を受けて、
株価が上下することはよくあることで
一時的な問題です。
大事なことは、誰が選ばれたとしても
いつもお伝えしている通り
長期的な目線で見て、思惑ではなく、
業績ありきで取引していくことです。
それでは、ステキな週末をお過ごしくださいね。