この記事は、2024年10月19日に無料メールマガジンで配信したものです。
こんにちは。
株好きFPのかたやま りえです。
今回は、株式投資で重要な指標の一つ、
PER(株価収益率)についてお話しします。
最近、この説明が分かりやすかった
とご好評いただいたので、
みなさんにも
シェアしたいと思います。
PERとは、株価が割安かどうかを
判断する指標です。
日本語では「株価収益率」
と言います。簡単に言うと、
「株価が1株あたり純利益の
何倍まで買われているか」
を表しています。
PERは次の式で計算します。
PER = 株価 ÷ 1株当たり純利益
例えば、
株価が1000円で
1株当たり純利益が100円の場合
1000円 ÷ 100円 = PER 10倍
となります。
ちょっとピンとこない
かもしれませんので、
別の言い方をしますね。
例えば、年間300万円の利益を
出している会社があるとします。
この会社が3000万円で
売られているとしましょう。
この場合のPERは、
3000万円 ÷ 300万円 = 10倍
です。
つまり、PERが10倍というのは、
毎年300万円の利益を出し続ければ、
10年で投資した3000万円を
回収できるということになります。
では、PERは何倍なら割安なのでしょうか?
日本の株式市場では、
PER15倍が標準と言われています。
これは、毎年の営業利益が
約10%程度成長することを想定しています。
私の投資戦略は、
毎年10%程度、営業利益が
成長している企業のPERが
10倍なら割安と判断して、
PER15倍くらいまで保有しています。
成長率がもっと高い企業の場合は
少し違います。
年率20%程度で利益成長する企業の場合、
5年後の利益は2倍になります。
この場合、PER30倍くらいまで
評価されても良いかもしれません。
そのため、年率20%程度の
利益成長の会社なら、
PER20倍でも割安と考えられます。
この場合、PER30倍くらいまで
保有することを想定しています。
まとめ
・PERは企業価値を評価する指標の一つ
・株価÷1株当たり純利益で求められる
・PERは今の利益を
何年で回収できるかを示す
・日本株の標準PERは15倍
(利益成長年率10%程度を前提)
・成長株はPER30倍が妥当な場合も
(利益成長年率20%程度を前提)
今週は以上になります。
東証見学ツアーもまだ募集しています。
おひとりのご参加でも
大丈夫ですのでご安心ください。
みなさんに
お会いできることを楽しみにしています。
ステキな週末をお過ごしくださいね。