株式投資

見えていることは一部に過ぎない!雇用統計の結果から思うこと

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こんにちは、株好きFPのかたやま りえです。

2023年1月分の雇用統計が発表されました。予想19万人に対して51.7万人という予想に反して強い結果でした。ちなみに先月は22.3万人です。失業率は3.6%。前月の3.7%からも低下しました。平均時給は、前月比0.3%プラスで11月の0.6%プラスからは鈍化している状況です。まだ景気は強いという見方からFRBが利上げを停止するのはもう少し先になるのではという観測からアメリカ株は下落しました。景気が強いなら株高ではないんですね。インフレ抑制のために利上げをしているのに、まだ雇用がいい(景気がいい)ので「まだ利上げしなきゃいけないのか!」と市場が嫌がっているのです。

最近、IT企業を中心に人員削減のニュースを見かけるので、雇用統計そろそろ悪化するのかと思いきや、まだまだ強い結果でした。ニュースの報道は、世界で起きていることのほんの一部に過ぎないのだなあと感じました。ISM非製造業景気指数も、まだそこまで悪化していません。サービス業に関しては、コロナで経済再開が遅れたため、景気はまだそこまで減速していないのかもしれません。

ただ、ISM製造業景気指数は悪化しているので、景気後退には向かっているであろうという事実もあるのです。決して楽観的な状況ではないので、さまざまな経済指標を確認しながら、今自分ができることを続けていくに尽きますね。