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高PER銘柄の投資リスクと対策:実例で学ぶ株価の動向

Freeメルマガ記事

この記事は、2024年6月7日に無料メールマガジンで配信されたものです。

こんにちは。

株好きFPのかたやま りえです。

最近、アメリカの経済指標が

予想を下回るものが出てきて金利が低下し、

グロース株も底を打ったような

動きになってきました。

まだまだ上昇に転じたとは言い切れませんが、

グロース株がもう少し上昇してほしいと思っています。

今日は、PERが割高な銘柄についてのお話です。

私自身は日本株が中心で、

アメリカ株はETFくらいしか

購入したことがありませんが、

最近は、毎日のようにNVIDIAの株価が

注目されています。

NVIDIAは、生成AI向けの半導体を

手掛ける企業で、

6月5日にその時価総額が3兆ドルを超え、

Appleを抜いて世界2位となりました。

私自身もChatGPTは毎日使っていますし、

これからもっともっと普及するものとなるでしょうから、

これからも成長の可能性は十分考えられます。

しかし、現在のPERは101倍と、

非常に高い水準です。

成長の可能性があるとはいえ、

調整が入った場合に株価が大きく

下落するリスクもあります。

私も少額で定期的に

買付けを検討していましたが、

割高すぎると感じ、

今回はもう少し様子を見てみることにしました。

(そう言っている間は上がりそうですけどね)

なお、PERとは、株価収益率のことで、

株価が1株当たり純利益の何倍まで

評価されているか、つまり、

株価の割安度合を表す指標です。

利益成長率が毎年10%程度なら、

15倍くらい、20%程度なら、

30倍が目安と言われています。

日本株でも、割高な銘柄が業績とは関係のない

理由で大きく下落した事例があります。

私は、M&A総研ホールディングス(9552)という会社に、

2023年11月に当初PERが40.3倍で割高でしたが、

3500円くらいでエントリーしました。

株価が順調に上昇していたものの、

2024年3月に社長が株式の売り出しを発表したことで

大きく下落しました。

最高値は7500円で、その時のPERは84.5倍でした。

下落した時に買い増ししましたが、

落ちるナイフを掴むような結果となり、

結局全て売却しました。

現在も下落トレンドが続いています。

業績が良いからといって

株価が下がっても保有を継続するのは

非常に難しいです。

インデックス投資なら、

下落時に買い増しして放置できますが、

個別銘柄の場合、いつ上昇に転じるかわからず、

時間が経過するとともに、

業績が悪化する可能性もあります。

不祥事を起こしてさらに

悪化してしまうケースもあります。

それなら、一度売却して再び何か決算などを

きっかけに上昇に転じた時に買い直すのが

賢明だというのが私の投資スタイルです。

長期的な目線での投資は大切ですが、

ずっと保有する必要はないということです。

今回、M&A総研ホールディングスは、

業績とは関係のない理由で売られましたが、

しばらくは下落が続くと考えています。

業績が良ければ再び上昇に転じると思いますので、

それまでゆっくり待ちたいと思います。

まとめ

・PERが高い銘柄は注意が必要。

・業績が良くても株価は下がることがある。

・個別銘柄は、適切なタイミングで売買することが重要。

・インデックス投資は下落時に買い増ししやすい。

・長期投資=ずっと保有ではない。

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「株好きFPかたやま りえの株式投資ときどきマネーの話」

それでは、ステキな週末をお過ごしくださいね。