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粉飾決算から考える投資の本当の目的とは?

Freeメルマガ記事

この記事は、2005年8月1日に無料メールマガジンで配信したものです。

こんにちは、株好きFPのかたやま りえです。

以前、2024年10月に上場したAIのベンチャー企業のオルツ(260A)という企業が粉飾決算の疑いがあるという報道があり、以前のメルマガでもご紹介しました。

その後粉飾決算であることが確定し、上場廃止、民事再生手続きに入るという事態になりました。同社はベンチャーキャピタル(将来性のある未上場企業に出資し、上場して企業価値が上がったときに売却することが一般的)が多く出資していました。これらの出資関係者は知っていたのでしょうか?というのも、オルツの決算書に目を通すと、やはり違和感がありましたので上場できたことが不思議でなりません。粉飾決算はたいてい、売掛金が急増し、キャッシュフローが異常値になっていることが多いからです。

会社を大きくすることを急ぐあまり、お金に執着してしまったのかもしれません。これは、株式投資をする投資家も気をつけたいことです。私も含めてみなさんも資産を増やすために株式投資をしているかと思います。でも、資産を増やすことは手段で、その先には幸せになりたいという目的があるはずです。それを忘れてしまうと、無理な取引をしてしまいます。気持ちが焦っていたり、落ち込んでいるようなときは、投資行動にも影響すると言われています。

私も投資がうまくいかなくて、無理に損失を取り返すような取引をしてしまったことがあります。投資は、メンタルを保つことがとても重要です。常に自分の状態に客観的になりながら取引したいですね。

オルツの決算書については、私のnoteの記事に詳細を掲載していますのでよかったら読んでみてくださいね。

決算書が読めると、より安心して投資をすることができるようになります。私がストアカで開催している講座も決算書が読めるようになり、自分の判断でリスクを抑えて投資することができるようになる講座です。ぜひ、講座でお会いできることを楽しみにしております。

ステキな週末をお過ごしくださいね。