この記事は、2020年12月12日に無料メールマガジンで配信したものです。
こんにちは。かたやまりえです。
先日、免疫生物研究所(4570)という会社が11月中旬から12月初旬にかけて株価が約6倍に跳ね上がりまし。
「もし保有していたら…」
と思ってしまいますよね。ただ、これほど急騰する銘柄は、その後の下落も早いのが通常です。
12月6日の高値3,820円から本日12日の終値は1,459円と、約61.8%も下落しています。
なぜこのような動きになったのかというと、同社がHIVの新しい治療につながる抗体について、アメリカで特許を取得したと発表したためです。この抗体は、HIVに感染しても薬を使わず長期間元気に過ごせる人の体から見つかった特別な抗体とされています。
とても夢のある話ですが、これは「これから治療薬になる可能性がある」という段階で、まだ薬として販売できるフェーズではありません。
そのため、期待は大きいものの「今すぐ業績に反映される話ではない」という点は押さえておく必要があります。
このようなケースでは、将来への期待だけで株価が一時的に上昇し、結果的に元の水準へ戻ることも少なくありません。
将来の夢や期待で株価が上がる場面は確かにあります。一時的に利益を得られることもありますが、再現性は高くありません。だからこそ、
「実際に業績が伸びている会社」
を選ぶことが何よりも大切です。とはいえ、今回のニュース自体はとても素晴らしく、将来実現すれば大きな可能性が広がる内容ですね。
株式投資をしているからこそ知ることができるニュースではないでしょうか。こうした出来事に触れられることも、株式投資の楽しさのひとつだと私は感じています。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
ステキな週末をお過ごしください。






