株式投資

アパレル業界の今後を考えてみる!ファストファッションの勝利は続く?

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こんにちは、株好きFPのかたやま りえです。

決算ラッシュが落ち着きましたね。ウォッチ銘柄はもちろん、気になった銘柄の決算もチェックしています。

TOKYO BASE(3415)の上方修正のお知らせがなんとなく目に入ってきました。上場したばかりのときは業績もよく、投資したこともあり気になって決算資料を読みました。まだ赤字ですが、回復途上のようです。毎号四季報を読破されている渡部清二さんも愛用されているとか。買ったことはないけど、純国産にこだわった商品がいいなと思います。ようやくコロナ前の状況に戻りつつあるとはいえ、今のアパレル業界の状況は厳しいものがあります。一定期間経つとすぐにセールになるため私自身も定価で買うことはほぼないですし、あとは廃棄問題も気になります。店舗では常に大量に商品がないといけないことから大量生産(仕入れ)は当たり前だそうです。

でも、私はファストファッションよりは、TOKYO BASEやユナイテッドアローズ(7606)のようなエシカルファッション(ファストファッションの対義語らしいです)が好きです。ファストファッションは、質の割に低価格だけど、やっぱりしっかりしたメーカーやセレクトショップ系の商品には劣るし、すぐに飽きてしまうのです。いいものを長く着たいし、その方が環境にもよいのです。20年ほど前にセレクトショップで16,000円ほどで買ったカシミヤのカーディガンは今でも状態がよく愛用しています。ユニ〇ロも着るけど、やっぱり気分が違うんですよね。ユニ〇ロは素晴らしい企業だし、なくてはならない存在ですが、洋服を選び着る楽しさについてはエシカルファッションの方に軍配が上がるのです。

TOKYO BASEやユナイテッドアローズも復活してほしいけど、新しいビジネスモデルがないと厳しいと感じてしまいます。アパレル業界の問題を解決した新しいビジネスモデルを作ったのは、エアークローゼット(9557)です。洋服を月額でレンタルできるサービスです。洋服は高いけど、レンタルなので低価格、気に入れば買い取りもできるし、自分に似合う洋服をAIのデータとスタイリストが選んでくれるので新しい体験ができるという点は、顧客の課題解決にもなっているし、新しい価値創造だと思います。まだ赤字だし、業績が拡大できるかはなんとも言えないものの、廃棄問題の解決にもつながるビジネスモデルはいいなと思います。

私たちになくてはならないアパレル業界、よいものは残ってほしいなと思います。