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大切な資産を守るために今すぐできること&要注意企業の見分け方

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この記事は、2025年5月2日に無料メールマガジンで配信したものです。

こんにちは、株好きFPのかたやま りえです。

GW、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?私は後半はゆっくり過ごす予定です。そんなお休みの間も、

資産を守る意識は忘れずにいたいですね。

今日はみなさんの大切な資産を守るためのお話を2つほどさせていただきます。

少し前から証券口座の不正アクセス問題が話題になっています。きのう、著名投資家のテスタさんの証券口座が乗っ取られたという事件が発覚しました。

みなさんは大丈夫でしょうか?私は、ログイン時にIDとパスワードに加えて他の確認手段も取る「多要素認証」の設定のほか、パスワードも変更しました。ログインするのに何段階も手続きが必要になることは、あらゆるものが効率化されている世の中ではとても面倒に感じます。とは言っても、大事な資産が失ってからでは遅いのでしっかり対策しておきましょう。

もうひとつは、安全な企業に投資するための対策についてです。

オルツ(260A)という会社が不正会計の疑いで話題になりました。この企業は「AI GIJIROKU」という音声をAIが議事録にして要約してくれるサービスが主な商品です。そのほかにパーソナルなAIをユーザーの分身として業務や活動をサポートするサービスも開発しています。

この会社が本当に不正会計をしたかはまだ明らかにされていませんが、売上の架空計上の疑いで第三者委員会を設置して調査中で決算を延期するという開示がありました。投資先を決めるのに、見ておきたい項目のひとつに財務三表があります。

・貸借対照表

・損益計算書

・キャッシュフロー計算書

のことです。

不正会計があるとやはり数字に異常があります。今回オルツの決算書を見ると5年間の売上ベースの成長率が約2倍と、ハイペースな成長です。また、売掛金の増加率が売上の増加率に対して増加していないことも気になりました。これは、売上に対する入金が遅れているということです。これにより、営業キャッシュフローが大きくマイナスになっています。私は必ず株を買う前に財務三表を見てから投資先を決定します。また、あまりにも高い成長率だと、計画通り達成できないことも多いです。1年で売上高を2倍にするって働く側からすると相当なハードワークであることは想像できますよね。

安全に投資するには、財務のチェックも大事だなと改めて感じた事件でした。

まずは、営業キャッシュフロー(CF)が営業利益と同じくらいか極端に営業CFが少ない場合は要注意なので、チェックしてみるといいですよ。

大切な資産を増やして豊かになるための投資ですから、自分で守る意識を持ちたいですね。

素敵なGWをお過ごしくださいね。

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